カラコンの酸素透過率とは
コンタクトレンズの基礎知識
昔に比べるとコンタクトレンズを使用する人は多くなってきました。
メガネの着用に比べて見た目の変化が少なく、視力矯正の可能性もあるコンタクトレンズは性能の方も進化してきて、老眼に悩む人用の遠近両用レンズも発売されています。
ソフトコンタクトの場合は使い捨てで使用ができるので面倒なケアもあまり必要でなく今後更に利用する人は増えてきそうですが、コンタクトレンズがどんなものか意外とご存知ない方もいらっしゃいます。
コンタクトレンズに必要な基本的な名称と数値について、ここでは説明したいと思います。
DIA(レンズ直径) この数値はレンズの直径で瞳を覆う大きさを表します。
BC(ベースカーブ) コンタクトレンズは半球状になっちますがレンズのカーブの数値を表すもので数値が大きくなればなるほどカーブの曲線が緩くなります。
頂点屈折力 レンズの度数を表す数値でメガネのレンズと同じです。
この他ではレンズに含む水分の割合である含水率、光の屈折度合いを表す屈折率、酸素の透過率を表すDk値などは使用前に知っておく方が良いでしょう。
カラコンの酸素透過率とは
それでは上記で挙げた基礎知識の中で目の健康に欠かせない酸素透過率について詳しく説明をしていきたいと思います。
人間の目(角膜)は酸素を空気中から取り入れることで、健康な状態を維持しています。
コンタクトは瞳を覆ってしまう為酸素の透過が通常よりも低くなる可能性があり、酸素透過率が常用には必要な数値となります。
特にカラコンの場合はレンズに着色もされている為酸素透過率が普通のコンタクトよりも低いんじゃないかと考えてしまいます。
できるだけ酸素透過率の高いカラコンを選ぶことで長く愛用することができます。
カラコンハ基本的にソフトコンタクトレンズで作られていますがハードコンタクトが瞳の真ん中の黒い部分のみを覆うのに対して瞳全体を覆うソフトレンズは必然的に空気に触れる面積が小さくなります。
スポンジのような材質のカラコンの酸素透過率を上げるには含水率を高くすることが必要です。
つまり含水率の高いカラコンを選ぶことが酸素透過率を高めると言うことで、カラコン購入時には含水率の高いものをできるだけ選ぶようにしましょう。